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重症急性呼吸器症候群(SARS)について(PART2)

SARSのその後の発症例

1.2003年9月シンガポールで1名(研究所内感染)

○ シンガポール国立大学微生物研究所の男子大学院生(27)。
8/26に発熱し、9/3に入院。9/8の検査で陽性反応。その後回復し退院。
研究所内での操作ミスが感染の原因と見られる。

2.2003年12月台湾で1名(研究所内感染)

○ 台北の国防大学予防医学研究所の男性研究員(44)。
12/8から疲れを訴え、12/10から発熱が続き、12/16入院。12/17に感染が確認される。その後回復し12/30退院。研究所内での操作ミスが感染の原因と見られる。

3.2003年12月-2004年1月中国広東省広州市(自然感染)

○ 広州市に住むフリーの男性テレビ番組制作者(32)。
2003/12/16に頭痛や発熱などの症状を訴え、12/20に入院。
12/26にSARSの疑いがあると報告され、2004/1/5に感染が確認された。
感染経路は不明。その後回復し1/8退院。
○ 広州市のレストランに勤務する女性従業員(20)。
2003/12/25に体調を崩し、12/26に発熱、12/31に広州市の病院に入院。
2004/1/7にSARS疑い例の診断を受けた。感染経路は不明。
○ 広州市の自営業の男性(35)。
2003/12/31に発熱などの体調不良を訴え、2004/1/6に隔離入院。
2004/1/11に中国衛生省はSARSに感染した疑いがあるとし、1/12に疑い例として診断されたと正式に発表。感染経路は不明。
○ 広州市の男性医師(40)。
2004/1/7に発熱、1/24に広州市衛生局はSARSの疑いがあると判断、1/31に中国衛生局より感染が確認されたと発表される。感染経路は不明。

その他参考までに

(報道された中で陰性と判明したもの)
○ 香港から帰国したフィリピン人女性(42)。
女性は2003/12/20に香港からフィリピンに帰国。12/24から発熱や咳の症状がでる。
2004/1/5フィリピン衛生当局は女性を隔離、検査していると発表したが、1/7陰性と判明。
○ 広州を取材した香港のテレビ局関係者3名。
1月はじめ呼吸が苦しいなどの症状を訴えていたが、病院で検査し陰性と判明。

4.2004年4月中国北京市及び安徽省

□ 北京市

○ 2004/4/22中国衛生省は女性看護師(20)を疑い例として発表、4/23感染を確認する。(安徽省の女子大学院生は一時北京市内の病院に入院していたことがあり、この女性看護師はこの病院に勤めていたので、この時感染した可能性が指摘されている)
○ 2004/4/23中国衛生省は中国疾病予防センター勤務の男性(31)を疑い例として発表。5/1感染が確認される。(この男性は安徽省の女子大学院生と実験室で一緒に働いていた時期がある)
○ 2004/4/25中国衛生省は新たに感染疑い例4人を確認。(この4名は女性看護師の父母、おば、同じ病室にいた患者)母親とおばは4/28に、他の2人は5/1に感染が確認される。
○ 2004/4/28中国衛生省は新たに元医師の女性(49)を疑い例として発表。5/1感染が確認される。(この女性は女性看護師と同じ病室に入院していた)

□ 安徽省

○ 2004/4/22中国衛生省は女子大学院生(26)を疑い例として発表、4/23感染を確認する。(この女子大学院生は3/7-22中国疾病予防センターでウィルスの研究をしており、その後3/25に発熱、3/29北京の病院に入院、その後4/2に安徽省の病院に入院した。北京の男性とともに実験室が感染源だった可能性が指摘されている)
○ 2004/4/23中国衛生省は3/31より女子大学院生の看病に付き添っていた母親(53)が4/8に発熱、4/19に死亡したと発表(疑い例)。4/29感染が確認される。

(2004/5/18世界保健機関(WHO)は最後の患者の隔離措置から3週間新たな感染者が発生していないことより、今回のSARSの制圧宣言を行う。)