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ニュースレター(機関紙)

駐在員のメンタル不調は経営リスク(4)  海外ビジネス成功の鍵を握る「先行適応=赴任前適応」- その1-
NL11070102
海外派遣、メンタルヘルス    / / / / / / / / / / /

駐在員のメンタルヘルス不調は経営リスク
(4)海外ビジネス成功の鍵を握る「先行適応=赴任前適応」- その1-


株式会社MD.ネット代表取締役社長
医学博士 精神保健指定医 精神科専門医 
佐野秀典

今月から数回にわたり「海外ビジネス成功の鍵を握る『先行適応=赴任前適応』」についてお話します。

●海外ビジネスへの適応は選抜時から始まっている

我々が「先行適応」と呼ぶのは、「海外赴任に先行した適応性」のことです。
選抜から赴任までの期間が短い企業(最近どの企業様も準備期間は短くなっていると思いますが)、専門的スキルだけを重視する企業や、海外と国内の事業部間で海外要員を決定する企業では、この先行適応が特に見落とされがちです。

この選考適応は、
1. 本人の意思 (海外で働きたい気持ち)
2. 本人の周囲(家族、親戚、友人等)の理解
の2つの要素で構成されると考えています。



短期出張含め海外ビジネスに携わる方すべてに影響してきます。
成功要因のコアとなる、「人格特性やコンピテンシー」を見極めることの重要さと同程度に、赴任前適応の確認は重要です。
なぜなら、この赴任前適応如何によって本人の潜在能力が発揮されるかどうか、大きな分かれ道ともなるからです。




●海外で働きたい若者が2人に1人



産業能率大学が2010年7月に実施した「第4回新入社員のグローバル意識調査」で、海外で働きたいと思わない若者が2人に1人という結果が出されました。
調査は2001年から3年ごと継続的に行われていますが、調査開始時の2001年から比べると、海外志向の弱い、内向き志向の若者が20ポイント増えていることがわかります。
「人材こそがグローバル競争を勝ち抜く鍵である」という言葉がありますが、将来の日本のビジネスを支える層の海外赴任に対する意欲低下は、非常に憂慮すべきことではないでしょうか。


・第4回新入社員のグローバル意識調査の概要
http://www.sanno.ac.jp/research/global2010.html
・詳細な報告書はこちらのURLをダウンロードしてご覧ください。
http://www.sanno.ac.jp/research/pdf/global_bp.pdf 


引き続き、次号以降は「選考適応とメンタルヘルス不調の関係」「適応には家族の意思が強く影響」「先行適応をいかにマネジメントするか」等を述べていきます。