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ニュースレター(機関紙)

駐在員メンタル不調は経営リスク(3)眠りに悩む中国の駐在員
NL11060106
海外派遣、メンタルヘルス

駐在員のメンタルヘルス不調は経営リスク
(3)眠りに悩む中国の駐在員


株式会社MD.ネット代表取締役社長
医学博士 精神保健指定医 精神科専門医 
佐野秀典

中国内陸の駐在員の傾向

正確な数字はわからないが、中国内陸への進出企業が増えていることは我々の会員企業からよく聞く話だ。
欧米よりも圧倒的に多い。また、出張ベースも増えている。
みなさん激務で、朝から晩まで仕事。夜は接待。
中国だから脂っこい食事にお酒が進む。
部屋に帰るとバタンキュー。
朝までぐーっ。

こうした生活が3ヶ月が続いた頃、突然、3時頃、途中で目が覚めてしまう。
つまり眠りが浅くなってくるのだ。
そして夢も多くなる。

こんな訴えが多い。

こうした駐在員の大半は、住まいは工場から遠くにあり、まだ世が明けないうちから迎えの車で出かけていく。
朝の光をしっかり受けないので、体内時計が狂い、だんだん不眠傾向を促進しやすい。

また、お酒(寝酒)も毎日になると

→途中で起きる→眠りが浅い→夢を見る→朝起きると疲れやすい→からだがだるい→食欲がない→が、お酒が増える

という悪循環にはまりやすい。

その結果、駐在によって眠りの質が著しく悪化してしまうのだ。

「眠る」ということは「食べる」ことと同じくらい、健康には重要である。
また、食べることは眠ることであり、眠ることは食べることでもある。
眠ることは記憶力や判断力に影響し、メンタルにも影響する。

とはいえ、仕事柄お酒は重要であると思うので、駐在員の方には以下の5つにご注意いただきたい。

1. お酒を飲む時間に気をつける 2時間前にはお酒を終えよう。
2. 飲む量に気をつける。上の傾向がある人は、飲む回数を減らすより、量を半分に減らそう。
3. お酒を飲むときは水も一緒に飲む。血中濃度を薄める。
4. 朝の光を目にあびること。曇りでも、空をしっかり見ること。
  (光で脳内体内時計が調整されます)
5. 1日と1週間のうちで、仕事から完全に離れる時間を決める。オンとオフの切り替えで脳を休ませる。



どうしても不調の場合は早めに相談をしましょう。

JOMF会員の方は会員専用のメンタル相談もご活用ください。