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ニュースレター(機関紙)

健康コラム―中国人の生活の知恵(3) 季節の変わり目に役立つ20の小技(前編)
NL09090106
健康、中国


健康コラム―中国人の生活の知恵(3) 季節の変わり目に役立つ20の小技(前編)


北京グローリークリニック院長
朴順子

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるとおり、秋分の日が過ぎて夏の名残の「秋老虎」(残暑)もすっかり気配を消し、本格的な秋を迎えました。この季節、中国では何と言っても“中秋節”がいちばん大切な行事で、国が祝日に定めているほどです。中国の書に「中秋」という言葉が最初に登場するのは『周禮』ですが、庶民の間で年中行事として盛んに行われるようになったのは唐の太宗、李世民の頃からだと言われます。ざっと1400年ほどの歴史があることになりますね。

中秋節には“月餅”がつきものですが、昔からの伝統的な素材だけでなく、最近はさまざまな素材を使った“変わり月餅”も人気で、親戚・友人や上司へのプレゼントを買い求める人で賑わっています。今年の中秋節は10月3日で、ちょうど中華人民共和国の建国60周年にあたる10月1日(国慶節)と近いので、両方の休日をひとまとめにして10月1日から8日までの大型連休になりました。
秋は1年でいちばん良い季節です。ちょうど季節が変わったところですから、生活のリズムを崩さないようにしながら、味覚やら旅行やら思う存分に“錦秋”の季節を味わいたいものです。

その1 朝の洗顔時に、冷たい水を軽く鼻孔から吸い込んで洗ってみてください。鼻孔が刺激され、清潔にもなって、一挙両得です。毎日続けるうちに鼻腔が低温に慣れ、冷たい外気の侵入にも驚かなくなって、風邪を引きにくくなります。

その2 通勤電車内での過ごし方は人それぞれでしょう。新聞を読む、読書をする、目を閉じて眠る、なかにはお化粧をする人も・・・・・・。私がお薦めしたいのは呼吸法です。まずは丹田(お臍の下のあたり)に意識を集中し、“4・7・8呼吸法”をします。はじめに息を吐き出した後、4つ数えながら鼻から息を吸い込み、そこで息を止めて7つ数えます。そして8つ数えるまで口から息を吐き出します。これを繰り返すだけです。少しの隙間の時間あるときにこの呼吸法を続けていくうちに、気持ちが以前より落ち着き、不眠症の人も症状が軽くなってくるのが分かります。

その3 狭苦しいエレベーターに乗らないで階段を歩きましょう。1階分の階段を上ると6キロカロリーのエネルギーが消費されます。あなたの部屋が4階にあるとすれば、1週間に最低120キロカロリー、1年間ではなんと5520キロカロリーも消費されることになります。これは脂肪1キロ分に相当します。一日に二度、三度と実行すれば、消費カロリーも二倍、三倍となりますね。

その4 オフィスに着いたら、深呼吸をしたあと、立てた指先に力をこめて髪の毛を梳くようにしながら頭皮をこすります。頭部の緊張感が取り除かれ、頭がすっきりして、よいコンディションで仕事に取りかかれます。

その5 よく晴れた日なら、暇を見つけオフィスの外へ出て15分ほど日光浴をしましょう。紫外線にはすぐれた殺菌力があるだけでなく、カルシウムの吸収を高める効果もあるほか、太陽光を浴びることで人体の骨や歯の形成に必要なビタミンDが簡単に得られます。

その6 昼休みにひと眠りできなければ、メントールクリームを塗るかガムを噛んでみて下さい。薄荷には気分を爽快にする成分が含まれており、数秒においを嗅ぐだけで刺激は大脳に達し、気持ちがシャキッとします。ミント入りのガムをかんでも同様の興奮作用があります。

その7 仕事が一段落したら少し体を動かします。まず肩に力をこめて聳やかすようにし、その肩をできるだけ両耳に近づけ、腕は脇をしっかり締めて、そのあとすっと力を抜きます。この動作を10回繰り返します。首と背中の部分に瞬発力がはたらくことで血液循環を刺激し、首と背中の凝りがほぐれて、腰のだるさや背中の痛みが慢性化するのを防いでくれます。

その8 間食はポテトチップをやめてバナナに替えます。午後3時から4時頃は1日のうちでもっとも体がだるくなる時間帯ですが、そう感じたらバナナを食べてエネルギーを補ってあげましょう。バナナに大量に含まれているビタミンB6は、ドーパミンやノルアドレナリンなどの興奮作用を持った神経伝達物質を体内につくるのを助けてくれます。ポテトチップを食べると、身体はもっとだるくなるだけでなく、1日のカロリー摂取量が少なくても155キロカロリーは増えます。

その9 テレビを見ながらできることがあります。毛のブラシかヘチマブラシで足や手を皮膚の表面がピンク色になるぐらいまで軽く擦ってあげるのです。こうすると老化した表皮が剥がれ落ち、血液循環が良くなり、神経も刺激されて、思考力が活発になります。もちろんこのあとは掃除機を掛けてくださいね。

その10 レモンの絞り汁と塩を少しずつ混ぜ合わせたものを顔に軽くたたいて、5分か10分したら洗い流します。レモンは収縮と殺菌の効果を持つすぐれたクリーナーです。ビタミンB3も大量に含んでいるので細菌の繁殖を抑えてくれ、にきびを治すのにも効果があります。

11から20までは来月ご紹介します。お楽しみに。



編集部より:先月よりコラム「中国人の生活の知恵」を開始しました。中国四千年とも五千年とも言われる長い歴史の中で培われた先人の深い知恵と最新の医学情報に基づいた、日々を健康に過ごすためのアドバイスをお届けします。読後の感想、意見、質問および今後取り上げて欲しい話題のリクエストなどを受け付けます。
ニュースレター連絡コーナーhttp://www.jomf.or.jp/ninq/index.htmlからご連絡お願い申し上げます。

「健康コラム―中国人の生活の知恵」索引コーナー
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