• ホーム
  • 基金について
  • 海外医療情報
  • お勧めリンク集
  • よくある質問

ホーム > 海外医療情報 > ニュースレター(機関紙)

ニュースレター(機関紙)

-躍進するインドで- 3.大都市の高度医療
NL07040105
海外赴任、インド



-躍進するインドで- 3.大都市の高度医療


【転勤妻】運営主宰者  大向貴子

インドの医療水準は、近隣諸国のなかでもトップレベルといわれている。
数字のゼロを発見したインド人。
理数系に強いのは、素養かもしれない。
医療分野でもレベルの高い人材を産出できるのは、当然の流れだろう。
ただこれはデリーやムンバイ、チェンナイなどの大都市にある病院のことであり、地方にある公立病院などの水準はまだ極めて低い。
医師の数自体が足らず、待合室には患者があふれかえっているという。
高額な医療費を払える人と払えない人、当然ながら完全な格差社会である。

デリーの町を車で走っていると、まるでディズニーランドに隣接しているような豪華なホテルのような建物を目にする。
建物の色もパステル調で、エントランスには立派な体格のフロントマンが立っている。
一見すると、他の一流ホテルと何ら変わりはないように見える。
これがインド最高の医療レベルと言われている、アポロ総合病院である。
最新の設備が備えられ、インドでは特に問題視される衛生的にも全く問題はない。
欧米の大学で最先端の研鑽を積んできたドクターが、多数在籍している。


デリー最大 アポロ総合病院


近年欧米からの医療ツアーが盛んで、このアポロにおける外国人患者数は年間約4万人に及ぶという。
英語が公用語のインドはこの点強い。
多少インド独特の訛りがあっても、言葉という点では問題なく意思疎通がはかれる。
心臓手術をはじめとする外科の手術費用は、欧米に比べると2.3割程度で済むケースもあるという。
医療ツアーの斡旋代理店もあるため、手配がしやすいことも魅力なのだろう。

インドにおける医療についての資料は、赴任前に人事部から私の手元に届けられていた。
そこには注意事項や持参したほうがよい書類なども、いくつか明記されていた。
ざっと目を通したものの、赴任の前は猫の手を借りたいほど忙しい。
次々と準備に追われるうちに、その資料もどこかへと紛れ込んでしまっていた。
「インドで病院のお世話になることはない」と、心のどこかで思っていたのだと思う。
この油断と慢心が大きな失敗だった。

既往症や手術歴がありながら、英語による診断書など何も用意しなかった。
デリーに到着してからわずか2週間後に、自分自身がつらい思いをし、多くの人に迷惑をかける結果を引き起こすこととなる。
(続く)


サイト【転勤妻】http://www.tentsuma.com
【灼熱印度】連載中 http://www.faminet.net/india/
「-転勤妻- 現在そしてこれから」、「-躍進するインドで-」JOMFニュースレターバックナンバー
http://www.jomf.or.jp/jyouhou/jigyou_iryou2/jigyou_iryou2_4.html#m2