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お知らせ一覧

スマトラ沖大地震と感染症

2005/1/13 UP

 2004年12月26日、インドネシアのスマトラ島北端沖で大規模な地震が発生、それに伴って発生した津波により、インド洋周辺国沿岸地域に甚大な被害がもたらされました。
その後被災地では世界各国からの支援により救援活動も急ピッチで行われているようですが、一方衛生状態の悪化により、各種感染症の発生、拡大の危険性も指摘されています。
(WHOは被災地を中心に約500万人が感染症にかかる恐れがあると警戒を強めています。)

懸念されている地域及び主な感染症については、以下を参照ください。

1.主な被災国:

 タイ、モルジブ、スリランカ、インドネシア、インド、マレーシア、バングラディシュ、ミャンマー 他にアフリカでは、ソマリア、ケニア、タンザニア、シェーセル

 地震、津波による推定死亡者数(2005/01/05現在):約15万人
(インドネシア:約95,000人、スリランカ:約30,000人、インド:約10,000人、タイ:約5,000人)

2.懸念される主な感染症:

 懸念されている主な感染症には下記のようなものがあります。

(傷口より)
破傷風:
 破傷風菌は主に土の中に存在し、人の傷口などから体内に侵入します。
 地震や津波により、擦り傷、切り傷、打撲傷などを負った被災者には、家屋を失い、泥だらけで屋外生活を強いられている人々も多いので、破傷風の発生は最も危惧されています。

(水や食物から)
コレラ、腸チフス、細菌性赤痢、肝炎(A型、E型):
 これらの感染症は病原体に汚染された生水、生の魚介類、生野菜などの摂取により経口的に感染します。今回の被災地の多くは、気温が高く、上下水道が整備されていないということもあり、水が汚染し、食べ物も腐敗しやすいなど衛生状態がかなり悪化しているので、これらの感染症にかかる危険性はかなり高まっています。

(蚊から)
マラリア、デング熱:
 これらの感染症は病原体を保有している蚊に吸血されることにより感染します。
今回の被災地の多くは、もともとこれら感染症が多く見られる地域ですが、津波により周囲が水浸しになり、よどんだ水たまりがあちこちに出来るなど、蚊が大量発生する危険性は増したと言えます。
特に家を失って野宿を余儀なくされている人たちは蚊に刺されやすいので、これら感染症が従来以上に流行する恐れは充分にあります。

(その他)
レプトスピラ症(ワイル病):
 ネズミなどが尿に排菌し、汚染された水から経口的に、或いは粘膜や皮膚の傷口を介して感染します。
衛生状態の悪化により今後ネズミなどが大量発生すれば、この感染症の発生も危惧されます。

(参考)上記感染症については要点を一覧表にしましたのでご参照ください。
○懸念される主な感染症について(一覧表)

3.その他の懸念される感染症:

 上記以外に下記感染症にも注意が必要です。
日本脳炎(蚊から)、ペスト(ネズミやノミから)、狂犬病(犬などから)