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ニュースレター(機関紙)

海外感染症情報(2016.4)
NL16040108
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イ)FORTH情報
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厚生労働省検疫所のホームページFORTH(For Traveller's Health)からの情報です。
最新(ニュースレター発行時)の更新情報のみを掲載します。
それ以外のものについては同ホームページを参照下さい。

★インフルエンザにつきましては、情報が頻繁に更新されていますので、直接、
海外邦人医療基金ホームページの
「インフルエンザについて」
及び「鳥インフルエンザについて」
アクセスして下さい。

1.(2016/04/22) ジカウイルス発生状況について - ペルー。
2.(2016/04/21) ジカウイルス発生状況について - セントルシア。
3.(2016/04/18) ジカウイルス感染症の発生状況。(更新10) 
4.(2016/04/18) ジカウイルス発生状況について - チリ。
5.(2016/04/15) 中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS‐CoV)の発生。(更新12)
6.(2016/04/14) 黄熱の発生 - アンゴラ(更新2)。
7.(2016/04/13) ジカウイルス発生状況について - ベトナム。
8.(2016/04/13) 黄熱の発生 - コンゴ民主共和国。
9.(2016/04/11) ラッサ熱の発生について - スウエーデン。
10.(2016/04/07) 黄熱の発生 - ケニア。
11.(2016/04/07) 黄熱の発生 - 中国。
12.(2016/04/05) エボラ出血熱の発生報告 - リベリア。(更新) 
13.(2016/04/04) 小頭症の発生状況 - フランス領マルティニーク。
14.(2016/04/04) エボラ出血熱終息に向けた状況レポート。(更新7) 
15.(2016/03/31) 西アフリカのエボラ流行に関するIHR緊急委員会の第9回会合における声明。
16.(2016/03/31) ジカウイルス発生状況について - ドミニカ及びキューバ。
17.(2016/03/30) 小頭症の発生状況 - パナマ。 
18.(2016/03/30) ギラン・バレー症候群の発生 - パナマ。
19.(2016/03/30) 鳥インフルエンザ(H7N9)の発生状況(更新4)  

*この他に特に医療関係者向けのニュースがありますが、詳しくは
ホームページをご覧下さい。


◆ジカウイルス発生状況について - ペルー。


 2016年4月21日付けで公表されたWHOの情報によりますと、4月17日にペルーの国際保健規則(IHR)国家担当者は、性交渉によりジカウイルスに感染した患者を確認したことをPAHO/WHO(汎米保健機構/世界保健機構)に報告しました。これは、この国で初めてのジカウイルスに感染した患者です。

FORTH記事


◆ジカウイルス発生状況について - セントルシア。


 2016年4月20日付けで公表されたWHOの情報によりますと、4月7日にセントルシアの国際保健規則(IHR)国家担当者は、国内感染によるジカウイルス感染症の患者2人をPAHO/WHO(汎米保健機構/世界保健機構)に報告しました。

FORTH記事


◆ジカウイルス感染症の発生状況。(更新10)


 2016年4月14日付けでWHOより発表されたジカウイルス感染症(いわゆるジカ熱)の発生状況に関する報告です。ジカウイルス感染症の発生状況は以下のとおりです。

註:この報告は、調査活動、対策活動、研究活動の3項目で構成されていますが、内容を簡潔に伝えるために、調査活動に内容を絞って掲載しています。詳細は、原文でご確認下さい。

概要

●2007年1月1日から2016年4月13日までに、ジカウイルスの感染伝播が合計64の国と地域で記録されました。

蚊の媒介による感染伝播の発生状況は以下のとおりです。
・2015年以降、42か国で初めてのジカウイルスの流行が発生しています。これらの国では、以前には流行が発生した証拠はなく、現在も蚊による感染伝播が続いています。
・2015年以前に、17か国でジカウイルス流行の発生が報告されました。これらには、現在も蚊による感染伝播が続いている国もあれば、続いていない国もあり、2015年以降に流行の終息が報告された国もあります。
人から人への感染伝播の発生状況は以下のとおりです。
・現在、蚊による感染伝播のない状況において、6か国(アルゼンチン、チリ、フランス、イタリア、ニュージーランド、アメリカ合衆国)で人から人への感染伝播が起きていたことが報告されています。

●4月13日までの週に、新たに2か国で蚊による感染伝播が報告されました。ベリーズとセントルシアです。
●ジカウイルス感染症と関係する可能性の高い、又は先天性の感染が示唆される小頭症やその他の胎児奇形が、6か国(ブラジル、カーボヴェルデ、コロンビア、フランス領ポリネシア、マルティニーク、パナマ)から報告されています。また、ブラジルに滞在していたことと関連する2症例がアメリカ合衆国とスロベニアで確認されました。
●ジカウイルスの感染が発生している状況において、13の国と地域でギラン・バレー症候群(GBS)の発生率の増加、および/またはGBS患者でのジカウイルス感染の検査確認が報告されています。
●増え続ける予備調査の結果に基づけば、ジカウイルスが小頭症やギラン・バレー症候群の原因であるということが、学術的に一致する意見となっています。
●世界における感染の予防と制御の戦略が、WHOによって対策戦略の基本骨格に基づき開始されました。この骨格は、調査活動、対策活動、研究活動からなり、この発生状況の報告もこれらの項目に基づいて構成されています。(対策活動、研究活動については原文をご参照下さい)

FORTH記事


◆ジカウイルス発生状況について - チリ。


 2016年4月15日付けで公表されたWHOの情報によりますと、3月26日にチリの国際保健規則(IHR)国家担当者は、性交渉によりジカウイルスに感染した患者を確認したことをPAHO/WHO(汎米保健機構/世界保健機構)に報告しました。この患者は、媒介するシマカ属の蚊が生息する地域のないチリ本土では初めての患者です。

FORTH記事


◆中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS‐CoV)の発生。(更新12)


 2016年4月14日に公表された世界保健機関(WHO)の情報によりますと、サウジアラビアの国際保健規則(IHR)国家担当者は3月18日から3月31日にかけて新たに死亡者6人を含む中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染者16人をWHOに報告しました。

FORTH記事


◆黄熱の発生 - アンゴラ(更新2)


 2016年4月7日現在、死亡者238人(致死率13.9%)を含む1,708人が、国内18州のうちの16州から報告されました。(このうち)ルアンダ州が最も感染の影響を受けており、患者は死亡者165人(致死率14.5%)を含む1,135人となっています。この他で最も感染の影響を受けている州は、Huambo (ウアンボ州:疑い患者266人、死亡者37人)、Huila (ウイラ州::疑い患者95人、死亡者16人)、Benguela (ベンゲラ州:疑い患者51人、死亡者0人)となっています。4月6日から7日にかけて、新たに死亡者4人を含む30人の疑い患者が、全国から報告されました。このうちルアンダ州からは、死亡者2人を含む19人の疑い患者が報告されました。

FORTH記事


◆ジカウイルス発生状況について - ベトナム。


 2016年4月12日付けで公表されたWHOの情報によりますと、2016年4月5日に、ベトナムの国際保健規則(IHR)国家担当者は、国内で感染したジカウイルス感染症患者2人を確認したことをWHOに報告しました。

FORTH記事


◆黄熱の発生 - コンゴ民主共和国。


 2016年4月11日付けで公表された世界保健機関(WHO)の情報によりますと、3月22日に、コンゴ民主共和国(DRC)の国際保健規則(IHR)国家担当者は、現在、アンゴラで発生している感染の流行に伴い複数の黄熱が発生したことをWHOに報告しました。

FORTH記事



◆ラッサ熱の発生について - スウエーデン。


 2016年4月8日付けで公表されたWHOの情報によりますと、4月1日にスウェーデンの国際保健規則(IHR)国家担当者はラッサ熱の輸入感染をWHOに報告しました。

FORTH記事


◆黄熱の発生 - ケニア。


 2016年4月6日付けで公表された世界保健機関(WHO)の情報によりますと、3月15日と18日に、ケニアの国際保健規則(IHR)国家担当者は、感染輸入された黄熱患者2人を報告しました。

FORTH記事


◆黄熱の発生 - 中国。(更新)


 2016年4月6日付けで公表された世界保健機関(WHO)の情報によりますと、中国の国際保健規則(IHR)国家担当者は、3月18日から4月1日迄に新たに黄熱患者8人をWHOに報告しました。

FORTH記事


◆エボラ出血熱の発生報告 - リベリア。(更新)


 2016年4月4日付けでWHOから、「リベリアでのエボラ再燃に対する緊急対策を進行中。患者調査はギニアに拡大」と題する記事で、リベリアでのエボラ出血熱に対する新たな情報が発表されました。

FORTH記事


◆小頭症の発生状況 - フランス領マルティニーク。


 2016年4月1日付けで公表されたWHOの情報によりますと、2016年3月24日に、フランスの国際保健規則(IHR)国家担当者は、マルティニークで小頭症およびジカウイルスへの感染が同時にみられた胎児1例が診断されたことをPAHO/WHO(汎米保健機構/世界保健機構)に報告しました。

FORTH記事


◆エボラ出血熱終息に向けた状況レポート。(更新7)


 2016年3月30日付けの世界保健機関(WHO)の情報によりますと、エボラ出血熱の発生状況は以下のとおりです。総患者数は28,646人(流行3か国で28,610人)、死亡者数は11,323人(同11,308人)です。3月29日に、第9回国際保健規則緊急委員会が開かれ、西アフリカのエボラ出血熱の感染流行はもはや国際的な懸念に対する公衆衛生上の緊急事態にはないとの宣言が事務局長から出されました。

註:情報を簡潔に伝えるために、ここでは全体の患者発生状況に内容を絞り込んでいます。原文では、要約に書かれている内容に対応して、詳細な内容が報告されています。詳細については原文をご参照ください。

FORTH記事


◆西アフリカのエボラ流行に関するIHR緊急委員会の第9回会合における声明。


 2016年3月29日にWHOから以下の声明が発信されました。
註:本文はあくまで参考情報です。詳細な内容については原文をお確かめください。

 西アフリカのエボラ出血熱の感染流行に関する第9回緊急委員会会議が、国際保健規則(IHR:2005)に則りWHO事務局長によって招集され、2016年3月29日(火曜日)12:30から15:15までテレビ会議を使って行われました。

FORTH記事


◆ジカウイルス発生状況について - ドミニカ及びキューバ。


 2016年3月29日付けで公表されたWHOの情報によりますと、PAHO/WHO(汎米保健機構/世界保健機構)はドミニカおよびキューバでのジカウイルス感染症を報告しました。

FORTH記事


◆小頭症の発生状況 - パナマ。


 2016年3月29日付けで公表されたWHOの情報によりますと、2016年3月18日に、パナマの国際保健規則(IHR)国家担当者は、小頭症、脳後頭部ヘルニア、およびジカウイルスへの感染が同時にみられた新生児1例をPAHO/WHO(汎米保健機構/世界保健機構)に報告しました。

FORTH記事


◆ギラン・バレー症候群の発生 - パナマ。


 2016年3月29日付けで公表されたWHOの情報によりますと、2016年3月15日に、パナマの国際保健規則(IHR)国家担当者は、ジカウイルスへの感染と同時にギラン・バレー症候群(GBS)を発症した患者1人をPAHO/WHO(汎米保健機構/世界保健機構)に報告しました。

FORTH記事


◆鳥インフルエンザ(H7N9)の発生状況(更新4)


 2016年3月29日付けで公表された世界保健機関(WHO)の情報によりますと、香港特別行政区健康局は、2016年3月18日に新たに鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス患者1人が確定診断されたことをWHOに報告しました。

FORTH記事



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ロ)海外安全ホームページ医療情報
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外務省海外安全ホームページからの医療情報です。
日本人が比較的多くいる国(地域)の医療情報は下記に掲載します。
それ以外のものについては同ホームページを参照下さい。
(医療関係の情報を見るには、上記ページの「情報内容」の中の「病気」及び「医療・衛生」にチェックマークを入れて「検索」を実行してください。)

★インフルエンザにつきましては、情報が頻繁に更新されていますので、直接、海外邦人医療基金ホームページの「インフルエンザについて」
及び「鳥インフルエンザについて」
アクセスして下さい。

1.(2016/04/20) ブルネイにおけるデング熱の流行。     
2.(2016/04/14) 感染症危険情報(中南米等におけるジカウイルス感染症の流行:妊娠及び妊娠予定の方は特にご注意ください)。(その11)
3.(2016/04/06) リベリアにおけるエボラ出血熱感染者の再発生。
4.(2016/04/91) エボラ出血熱の発生状況(その42)(WHOによる緊急事態(PHEIC)宣言の解除)。


◆ブルネイにおけるデング熱の流行。


 ブルネイ保健省の発表によれば,2015年のブルネイ国内におけるデング熱感染者数は,317件となっており(2014年;436件、2013年416件),2015年2月に同省が市民に対して患者数の急増への警戒を呼びかけた時期に比べれば落ち着きを見せていると言えます。しかしながら,ブルネイ政府は引き続きデング熱の流行に警戒を呼びかけています。
また,現地の医療施設では十分な治療を受けられない可能性が高く,重症化した場合には,シンガポール等での治療が必要になることがあります。

海外安全HP記事


◆感染症危険情報(中南米等におけるジカウイルス感染症の流行:妊娠及び妊娠予定の方は特にご注意ください)。(その11)


1.米疾病管理予防センター(CDC)によるジカウイルスと小頭症の関係に関する結論
 4月13日、CDCは、ジカウイルスが小頭症及びその他の重症な胎児の脳障害を引き起こす原因であると結論付けたとする発表を行いました。

2.世界保健機構(WHO)による緊急事態宣言
(1)WHOは、2016年2月1日に開催された、ジカウイルス感染症に関する国際保健規則(IHR)緊急委員会(第1回)会合の勧告を踏まえ、ブラジルにおける小頭症やその他神経障害の急増が「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC、Public Health Emergency of International Concern)」に該当することを宣言しました。
(2)また,3月8日に開催された同委員会の第2回会合の結果を踏まえ、一部の流行地域における小頭症及びその他の神経障害の増加が引き続きPHEICに該当することを宣言するとともに、妊婦は感染地域への渡航を控えるべきことを含む勧告を発出しました。
つきましては、妊娠中又は妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航・滞在を可能な限りお控え下さい。やむを得ず渡航・滞在する場合には、在ブラジル日本国大使館等からの最新の関連情報を入手するとともに、主治医と相談の上、厳密な防蚊対策を講じるなど以下5.も参考に十分な感染予防に努めてください。

3.ジカウイルス感染症の発生状況
(1)海外での発生状況
 2015年5月以降、ブラジルをはじめとする中南米地域を中心に、ジカウイルス感染症の発生が報告されています。現在、ブラジルの全27州で感染が確認されているほか、WHO等によれば、以下の43の国・地域でジカウイルス感染症の感染例が報告されています。
○中南米地域
バルバドス、ボリビア、ブラジル、コロンビア、コスタリカ、キューバ、ドミニカ共和国、ドミニカ、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、ガイアナ、ハイチ、ホンジュラス、ジャマイカ、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、セントビンセントグレナディーン諸島、セントルシア、スリナム、トリニダード・トバゴ、ベネズエラ、フランス領(グアドループ、サン・マルタン、ギアナ、マルティニーク)、オランダ領(アルバ、ボネール、キュラソー及びシント・マールテン)、米領(バージン諸島及びプエルトリコ)
○アジア・大洋州地域
米領サモア、マーシャル、サモア、トンガ、タイ、フランス領(ニューカレドニア)、フィジー、ミクロネシア(コスラエ州)
○アフリカ地域
カーボヴェルデ
(2)国内における感染者の発生
 日本国内ではこれまでに、海外で感染し、帰国後に発症する輸入症例が7例(そのうち今回の中南米における流行後は4例)報告されています。ジカウイルス感染症は、一般に蚊に刺されることによって感染する病気であり、現在日本国内は蚊の活動期ではないため、感染が拡大するリスクは低いと言えます。

4.ジカウイルス感染症と小頭症等との関連
 4月13日、米国疾病管理予防センター(CDC)は、ジカウイルスが小頭症及びその他の重症な胎児の脳障害を引き起こす原因であると結論付けたとの発表を行いました。
 ブラジル保健省によれば、2016年11月から2016年4月第1週までに、同国内で6,906例の小頭症の疑い例が報告され、検査結果が確定した2,860件のうち1,046件について、先天性小頭症及び(又は)中枢神経異常と判定されています。米国疾病管理予防センターの発表も踏まえ、引き続き、妊婦及び妊娠予定の方の流行国・地域への渡航及び滞在は可能な限りお控えください。

5.その他の蚊媒介感染症(デング熱,チクングニア熱)への注意
 ジカウイルス感染症が流行している地域では、同様に蚊を媒介とした感染症であるデング熱やチクングニア熱の発生も例年報告されており、注意が必要です。ブラジルでは、2015年に約160万人がデング熱に感染し、うち863人が死亡しています。感染経路や症状についてはジカウイルス感染症と類似しているため、以下5.を参照に蚊に刺されない予防に努めてください。特に、デング熱は、重症化すると皮下出血や肝腫大等を引き起こし、デング出血熱又はデングショック症候群と呼ばれる重篤な病態を示し、死に至る場合もあります。流行地域へ渡航・滞在される方は予防対策の励行を心がけてください。

6.ジカウイルス感染症について
(1)感染経路
 ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染します。感染した人を蚊が刺すと、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊に他の人が刺されると感染する可能性があります。また、輸血による感染や、性交渉による感染リスクも指摘されています。流行地域から帰国した男性で、特に妊娠中のパートナーがいる場合は、パートナーの妊娠期間中は、症状の有無にかかわらず、最低4週間は性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控えるようにしてください。
(2)症状
 ジカウイルスに感染してから発症するまでの期間(潜伏期間)は2~12日で、主に2~7日で、およそ2割の人に発症すると言われています。発症すると軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、疲労感、倦怠感などを呈しますが、一般的にデング熱やチクングニア熱より軽症と言われています。
(3)治療方法
 現在、ジカウイルス感染症には有効なワクチンや特異的な治療法はなく、対症療法が行われます。ジカウイルス感染症が流行している地域で蚊に刺された後に発熱が続く、または発疹が出るなど、ジカウイルス感染症を疑う症状が現れた場合には、医療機関への受診をお勧めします。
(4)予防
 ジカウイルス感染症には有効なワクチンもなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法です。これらの感染症の発生地域に旅行を予定されている方は、次の点に十分注意の上、感染予防に努めてください。
●外出する際には長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少なくし、肌の露出した部分や衣服に昆虫忌避剤(虫除けスプレー等)を2~3時間おきに塗布する。昆虫忌避剤は、ディート(DEET)やイカリジン等の有効成分のうちの1つを含むものを、商品毎の用法・用量や使用上の注意を守って適切に使用する。一般的に、有効成分の濃度が高いほど、蚊の吸血に対する効果が長く持続すると言われている。
●室内においても、電気蚊取り器、蚊取り線香や殺虫剤、蚊帳(かや)等を効果的に使用する。
●規則正しい生活と十分な睡眠、栄養をとることで抵抗力をつける。
●軽度の発熱や頭痛、関節痛や結膜炎、発疹等が現れた場合には、ジカウイルス感染症を疑って、直ちに専門医師の診断を受ける。
●蚊の繁殖を防ぐために、タイヤ、バケツ、おもちゃ、ペットの餌皿等を屋外放置しない、植木の水受け等には砂を入れるなどの対策をとる。

7.流行地域からの帰国時・帰国後の対応(日本国内の検疫について)
 すべての蚊がジカウイルスを保有しているわけではないので、蚊に刺されたことだけで過度に心配する必要はありませんが、心配な方や発熱等の症状のある方は、帰国された際に、空港の検疫所でご相談ください。
 また、帰国後に心配なことがある場合は、最寄りの保健所等にご相談ください。なお,発熱などの症状がある場合には、医療機関を受診してください。

海外安全HP記事


◆リベリアにおけるエボラ出血熱感染者の再発生。

1.4月1日、世界保健機関(WHO)は、首都モンロビア市内の病院へ搬送された30代の女性がエボラ出血熱に感染していたことを発表しました。リベリア保健省は引き続き感染経路を調査し、接触者の特定を行っています。
リベリアでは、2015年5月9日に流行終息が宣言された後、同年6月29日及び11月20日の二度に亘って、エボラ出血熱感染者の再発生が確認されています。その後、2016年1月14日、WHOはリベリアにおけるエボラ出血熱の流行について三度目の終息宣言を発表し、同国は90日間の監視強化期間に入っていました。WHOの発表によれば、リベリアではこれまでに、10,666人が感染、うち4,806人が死亡しています。
なお,今回の感染者の発生は、WHOによるエボラ出血熱に関する「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」の宣言解除後初めてのケースとなります。

海外安全HP記事


◆エボラ出血熱の発生状況(その42)(WHOによる緊急事態(PHEIC)宣言の解除)。


・対象国:ギニア、シエラレオネ、リベリア
(その41からの主な変更点)
○世界保健機関(WHO)による、エボラ出血熱に関する「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」の宣言の解除(以下冒頭部分及び1.(2)参照)

 世界保健機関(WHO)は、2016年3月29日、国際保健規則(IHR)緊急委員会の第9回会合を開催し、同委員会の結果を踏まえ、西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行は、もはや「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC, Public Health Emergency of International Concern)に該当しない旨発表しました。
一方で、WHOは、エボラ出血熱ウイルスが生存者や自然界に残存し、この感染症が再発するリスクも指摘しています。また、エボラ出血熱の流行が最も拡大したギニア、シエラレオネ及びリベリアでは、医療体制が弱体化しており、コレラやマラリアなどエボラ出血熱以外の従来の感染症対策にも注意が必要です。これらの国への渡航及び滞在を予定している方は、エボラ出血熱及びその他の感染症に対しても、引き続き十分な感染予防を心がけてください。エボラ出血熱については、以下6.をご参照ください。

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