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ニュースレター(機関紙)

JOMF派遣医師便り
NL01040101
医療事情 /シンガポール /フィリピン /中国

◆シンガポール

シンガポール日本人会診療所
大西 洋一

◇上気道炎:シンガポールの邦人のあいだでは、今の時期は急性上気道炎の患者さんが多いようです。1年を通じて上気道炎の患者さんは多いのですが、中でも春先は特に多いようです。その原因としては、春は日本に一時帰国する人が多く、また、新規に赴任する人も多いため、人の動きに合わせて日本から持ち込まれるというような事が考えられます。
 シンガポールは常夏ですが、日本では桜の季節とはいってもまだまだ寒く、長旅の疲れもあってか、体調を崩す人は少なくありません。今年はそれほど多くはなかったインフルエンザも、一時帰国後に発症した人が何人かありました。
 対策としては、日本に帰るときは、十分なスケジュールを取ってあまり疲労をためないよう注意すること、防寒の準備をしっかりとすることです。外出後のうがいと手洗いは基本であり、それはシンガポールでも同じ事です。上気道炎にかかって、家族全員で受診するケースも目立ちます。ひとたび誰かがかかれば、家族みんなにうつるようです。家族みんなの健康のためにも、十分な予防に努めて下さい。

◆マニラ

マニラ日本人会診療所
雨森  明

◇マニラ日本人会診療所について:フィリピンマカティ市に来てからちょうど一カ月たちました。赴任からまだ間がないのですが、とりあえず当地医療についての私の印象を述べたいと思います。
 一般的に日本人は、フィリピンの医療は遅れているような印象をお持ちだと思いますが、当日本人会診療所に関してはドクター、ナースを含め現地スタッフのレベルは日本と比べて低くありません。フィリピンの医療は基本的にアメリカにならっています。現地スタッフの一人であり私のパートナーでもあるDr.Trocinoも内科医ではありますがレジデントの間にアメリカ式の一般臨床医療教育を受けたため、やけどの治療や腹部疾患の手術適応についても的確な判断をされ感心させられることがあります。もちろん、内科一般診療については私が彼女から教えられることも多々あります。驚くことは、自分の専門外のことに関しても自信を持って的確な判断ができることです。
 当診療所のバックにある総合病院で日本人が受けた手術の内容にしても、患者からの話をよく聞いてみれば私には納得のゆくものばかりで、一般医療についてはレベルが低いという印象は受けておりません。検査についても同様です。逆に、日本のように保険上の制約がないため、医療従事者さえしっかりしていれば患者には利益になる医療を行い得る部分もあります。
 ただし、緊急の場合に直接総合病院にかかるときには、患者が多く込んでいる、対応が遅く待たされる、点滴が受けられない、言葉が通じない等いろいろと不都合なこともあるようです。お金を積めば何とかなるのでしょうが、その場合も日本人値段が適応されるようです。比国では、ある治療に対し日本のように一律な値段はありませんし、国民皆保険でもありません。まあ、キリスト教の考えに基づき、もてるものから施しをしていただくというだけのことかもしれませんが。これには文化の違いもあるのかもしれません。
 とりあえず、日本人会診療所が関わる医療については何ら問題がないという印象です。入院や込み入った検査に関しても、日本と同様、ひょっとするとお金に対するサービスの面からいえば日本以上の利益を得られることもあるのではないかと思われます


◆大連

大連市中心医院日本人医療相談室
渡邊 浩司

◇花粉症の少ない大連:日本では鼻水、眼の痒みなどに悩まされる花粉症の時期。ところが大連駐在者は花粉症の悩みが少なく快適な春を過ごしています。起伏の少ない地形で日本のような木々の生い茂った山が少なく花粉の量自体が少ないためだと言われていますが定かではありません。出張で日本に戻った途端に鼻がムズムズしてティッシュが離せなくなったり、逆に大連に戻るとウソのようにすっきりしてしまうという話をよく聞かされます。毎年この時期に日本から大連へ避難するという長期滞在者も時に見かけます。

◇感染症の現状と対策:古い話になりますが12月1日の世界エイズデーにあわせて国家衛生部が発表したところによると、昨年9月末現在の中国におけるエイズウイルス感染者は2万人を越え、その内ドラッグ使用者が3分の2を占めているそうです。しかし専門家の間では実際の感染者数は1999年末現在50万人を越えていると推定しています。また、香港で確認された約1,400人のエイズウイルス感染者の80%余りが性交渉を通じた感染だということです。淋菌、クラミジアなどの性感染症を治療する機会が実際にありますが、エイズが蔓延している現状を見ても無防備な性交渉の危険性は明らかであり、派遣者の健康・生命を守る観点から周知・対策を図っていただくべきと考えます。